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今日は娘が小一の頃に体験した小1の壁についてです。
小1の壁とは…
ウィキペディアにはこのように書かれていました
小1の壁とは、共働き家庭や一人親家庭において、子どもが保育園から小学校に入学した際、小学校では親の退社時間まで子どもを預かることができなくなるために親が直面する問題のことである。
こんな簡単な言葉ではどんな惨状か伝わりにくいと思いますので私の体験した小1の壁をご紹介しいます
年長児の頃パートからフルタイムの仕事に転職(小1の壁の一年前)
小学校入学前の娘は体調の悪い時以外は楽しく登園する活発な子でした。
年長に上がった頃に九時から六時までの仕事に転職して特に問題なく過ごせていました。
小学校入学式の翌日、「学校に行きたくない」という娘
とっても楽しみにしていた小学校。
入学式も滞りなく済み、次の日から歩いて登校!
そんな時に娘から
「学校に行きたくない」
という言葉が出てきました。
最初はまだ新しい環境に慣れないからしょうがない、とこれから楽しくなるから行っておいでと送り出していました。
いやいやながらもなんとか集合場所まで送ると歩いていくことができました。
次第に激しく登校を渋りだす娘
最初はなんとかごまかしながら登校できていた娘。
次第に泣きながら訴えてくるようになりました。
本当に学校に行きたくないのがわかりますが、一緒に住んでいる母も私も仕事をしているため、登校を渋るくらいでお休みすることはできませんでした。
どうしても行きたくないというので、ママも一緒に歩いていくから頑張ろう、と学校まで一緒に歩いていくことに…
学校までの道のり約30分、今思えばいい運動になりました!
しかし当時は毎日苦しむ娘をみてかなり疲弊していました。
この学校まで歩いて送る毎日は、一年近く続きました。
小1の壁、地獄の一年間
娘は毎朝登校渋り、
「学校行きたくない」
「もう死にたい」
「なんで学校に行かなきゃいけないの」
「怖い」
「学校やめちゃだめ?」
この繰り返しでした。
毎日このネガティブワードを聞いているうちに私まで気が滅入ってしまいました。
歩いて行けない時は学校まで車で送っていましたが、その最中にも死にたいと言っていました。
私の姉や、学校の先生にも相談しながらどうしたらいいか考えましたが何をしても学校に行きたくない気持ちはなくなりませんでした。
小1の壁の原因
- 担任の先生が怖い
一番の原因はこれでした。小学二年に上がったらすんなり行くようになったので一番の原因はこれだと確信しています。
もともと高学年の担任をしていた先生でとても厳しい指導をする方と聞いていました。
最後の授業参観では軍隊のようにきちっと発表をする姿をみて子供たちからすごい緊張感が伝わってきました。
高学年の担任としては良い先生なのかもしれませんが、小学一年生の担任としては厳しすぎる指導だったのだと思います。
一年間学校まで歩いたり車で送ったりしていましたが、娘のクラスの前だけ、保護者が数名子供を送りに来ていました。
皆教室に入りたくないようで母親から離れられずに泣き出してしまう子など、私が送る時間だけでも登校を渋る子が四人はいました。 - 親子のコミュニケーション不足
私が九時から六時まで仕事をしているプラス、いつも気持ちが仕事に持っていかれてしまって娘メインの心から仕事メインの心になってしまっていたことに気づきました。
こうした方が良い、などアドバイスをするのではなくゆっくり話を聞く時間が必要だったんです。
結果
私は娘が小学一年の一学期に仕事を辞めることに。仕事面でも娘の登校渋りのことでも精神的に疲弊してしまっていました。
しっかり娘と向き合う必要があると感じました。
そのおかげもあってか、ただ単に担任が変わったことでかわかりませんが、小学二年に上がるとそれまでが別人格かのように楽しく登校するようになりました!
小1の壁前後で変わったこと
- 私の仕事
フルタイム失業後、職業訓練校に通った後、在宅ワークをしているのでかなり時間の余裕ができるようになりました。 - 収入減
フルタイムでは月約20万円の収入が、現在は約10万円と半減 - 娘との時間
フルタイム時は週末に時間がありましたが、平日に仕事に燃え尽きて、週末娘と向き合うというよりは行きたい場所に行かせて発散させるという感じでした。今は平日も週末も娘と向き合って話す時間が増えて良好な関係を築けています。 - 娘の精神安定
小学一年の頃は何か心に疾患があるのではないかと思うくらいの癇癪を起こしたり暴れたりしていましたが、現在は生まれ変わったように笑顔のかわいい小学三年生になっています。
小1の壁に当たった時にしてみたことリスト
- 娘が嫌だと言っている内容を書きだしてみる
娘にとっても何がはっきり嫌かわからないまま毎日行かなければならない状況でした。あまり原因を追究することは推奨されていませんが、私は嫌な理由を話してくれた時は紙に書きだしてこの嫌な部分はこう考えられないかな、など楽しくなるようアドバイスすることもありました。 - 転職
娘に向き合うにはフルタイムで働いていたら無理なことに薄々感じてはいましたが、娘のために少しでも貯蓄したい、と見て見ぬふりをしていました。今思えばそれよりも早く娘の気持ちに寄り添ってあげたら良かったと後悔しています。もっとママといたい、お家にずっといたい、と言う娘の不安を解消させたい気持ちに向き合うべきでした。 - 親兄弟に相談
私の姉の子どもはすでに小学校高学年だったのでこういう事があったかを聞いてアドバイスをもらっていました。 - 学校へ相談
担任の先生へ登校渋りを毎日すること、先生のことを怖いと言っていることも話しました。それでも変わらず厳しい指導を継続していたのだと思います。
担任に相談して変わらない場合は市役所などにも子供のことで相談する課(こども青少年課)がありますのでいろんな機関で相談することをおすすめします。
狭い学校という世界で解決しないなら他の機関も巻き込んでどういう解決方法があるのかもっと積極的にいくべきでした。 - 娘とスキンシップをとる
毎日とても不安な気持ちをもって過ごしている娘。夜はいつも抱きしめて眠っていました。
「ママを選んで生まれてきてくれてありがとう。世界で一番大好きだよ。明日も楽しい一日になりますよ~」と今でも毎日呪文のように伝えてから眠りについています。